国立国会図書館電子展示室「近代日本人の肖像」

ITO Hirobumi

開国
偉人

1885(明治18)年、日本で初めての総理大臣となった伊藤博文は横須賀の夏島(北エリア)に所在する別荘で、大日本帝国憲法草案を作成しました。井上毅、伊東巳代治、金子堅太郎らは、金沢の旅館「東屋」から夏島に通い、伊藤を中心に草案作成をしていましたが、旅館で草案の書類が盗まれるという事件があり、その後、伊藤の別荘で寝起きして草案の作成を進めました。明治憲法が別名夏島憲法と言われる所以は、ここにあります。当時の「夏島」は島だったため、機密を漏らさないようにこの場所を選んだとも言われています。

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