西堀氏著書より転載

Jules César Claude THIBAUDIER

開国
偉人

ティボディエは、1869(明治2)年、横須賀製鉄所の副首長となりました。ティボディエの業務は、主に船の製造や修理など工業面の監督のほか、ヴェルニーの休暇帰国中は、約10か月、事務の代理を務め次々と仕事を進めていきました。それぞれ役割分担があり、ティボディエは主に船の製造や修理など工業面の監督にあたりました。造船技師として活躍すると同時に、技術者を育てるための「黌(こう)舎」での教育にも力を注ぎました。慣例ではこう舎生徒は成績に応じて工長、職工になることが予定されていましたが、優秀な者をさらにフランスに留学させるためするよう上申し、フランスの造船学校への進学テストを担当、3年間のフランス留学を命じました。フランス帰国後も優秀な海軍技師として実績を残しています。

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